センガクエンターテインメントに入所した「TAN」。(画像:画面キャプチャ)
センガクエンターテインメントに入所した「TAN」。(画像:画面キャプチャ)
昨年、MBCのサバイバルオーディション「極限デビュー野生ドル」で誕生した7人組ボーイズグループ「TAN」。3月10日(木)、デビューアルバム「1TAN」をリリースし、ショーケースを開催した後、音楽番組に出演するなどデビュー活動を展開している中、彼らが出演するリアルバラエティも始まった。

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29日(火)にスタートした同局の「私たちは家族団」だ。「TAN」が所属事務所に適応していく過程を描くもので、「TAN」以外にも所属タレントが総出演。これがとても異色なリアルバラエティだった。

そもそも所属事務所のセンガクエンターテインメントが奇妙な会社である。所属しているのは、男性トロット(演歌)歌手のサバイバルオーディション「明日はミスタートロット」(テレビ朝鮮)で4位を記録したキム・ホジュンをはじめとするトロット歌手が多く、ソ・イニョン(元JEWERY)、ソヨン(元T-ARA)などアイドル出身歌手、ソン・ホジュンをはじめとする俳優、ほかにもお笑い芸人、トロットを歌う少年農夫、巫俗、料理人など多種多様。アイドルグループが所属する事務所とは思えないのだ。

初回放送は、「変な会社に入った」というプロローグで、「TAN」のメンバー、ジュアンが「アイドル音楽をしていてダメだったら、トロットをすることになるのではないか、怖いです」、ジェジュンも「アイドルという姿とは全く違う姿になるのではないかそれが心配です」と悩みを打ち明けるところからスタートした。

その後、「TAN」は昨年12月19日、所属事務所に入所。このビルでは、事務所の代表から所属タレント(主にトロット歌手)が共同生活をしており、この日はトロット歌手たちが各階を案内しながら、所属タレントたちにあいさつをするという流れだった。

その中で、「自治会」と称し、所属タレントが何人か集まった中で、名前当てゲームも。「TAN」にとっては、最近のアイドルグループの先輩ならまだしも、世代の離れた先輩たちなので誰だか分からず、答えられないまま、本人とご対面…という場面も。お互い、少しずつ知っていく時間が設けられた。

「TAN」の初の公式スケジュールはトロット歌手チョン・ダギョンのショーケースだった。お祝いゲストとしての登場だったのだが、「TAN」の楽屋が用意されているわけもなく、通路に立ちっぱなしで、戸惑うメンバーたち。7人もいるので、邪魔にならないよう居場所を確保するのが大変そうだった。

MCの呼び込みで、ステージに招かれ、登場したときには、リーダーのチャンソンが花束を紙袋に入れたまま渡してしまうという光景もあったが、多くの報道記者の前で緊張しつつも、無事に役目を終えた。

さらに、そこではもう一人のお祝いゲストとして呼ばれていた俳優ソン・ホジュンとも対面。メンバーたちはどうあいさつをしようか、シミュレーションまでしていたが、ソン・ホジュンは次の撮影があるのか、そそくさと帰ってしまったので、しっかりとしたあいさつができないまま、初対面を終えた。とはいえ、所属タレントの誰かに何かおめでたいことが、事務所一丸となって応援、お祝いをするというのがこの事務所の社風らしい。

その帰り道、「Kstar Road(韓流スター通り」)に設置された「BTS(防弾少年団)」のアートトイを発見したメンバーたち。各自、いろいろ思うことはあったようで、記念写真を撮った後、意気揚々と練習室に向かった。

プロデューサーとの打ち合わせでは、アルバムのコンセプトについて、他のグループと差別化するため、路上ライブもするつもりだし、面白いことを考えていると打ち明けられ、驚きの連続だったメンバーたちは次回の予告では、トロット歌手たちと地方回りをする様子が公開された。

メンバーたちの不安や心配、戸惑いもそのままオンエアされ、どこまでがリアルなのか分からないが、つかみどころのない所属事務所で活動をスタートさせた「TAN」。アイドルのいない事務所で、今後どのような音楽性で魅力を発揮していくのか、気になるところだ。

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