消息筋によると、アカデミーの関係者たちは、ゼレンスキー大統領が実際に授賞式に姿を現すことについても協議中だという。またこの協議は、ロシアのウクライナ侵攻が激化する状況で「アカデミー賞授賞式が、政治と距離を置く状態にあるべきか」という点に集中されている。
ゼレンスキー大統領は戦争勃発(2月24日)以降、英国・米国・EUなどの議会で映像による演説を通じて、ロシア軍に立ち向かうため各種武器などの支援を引き出している。そのため「ウクライナの最終兵器はゼレンスキー大統領の演説だ」という評価が、西側諸国のメディアで報じられている。
世界人の注目が集まるアカデミー賞授賞式でゼレンスキー大統領が演説を行なえば、ロシアがウクライナで繰り広げている反人道主義的攻撃を糾弾し、反戦メッセージの伝播力を倍加させるのに役立つものとみられている。
ニューヨークポストは「ゼレンスキー大統領がリアルタイムで出演するのか、録画された動画によるメッセージとなるかは、はっきりしていない」と伝えた。
授賞式を放映する米ABC放送は、コメディアン出身のゼレンスキー大統領の出演に好意的だとみられる。「アカデミー側は、戦争に対する意見を表明するかについて見解を控えている」とニューヨークポストは伝えた。
このような中、ウクライナ出身のミラ・クニス氏は、アカデミー賞授賞式で声明を発表する予定である。クニス氏は夫とともに、ウクライナ避難民のために3500万ドルを寄付している。ゼレンスキー大統領はこのことに関して、去る20日ツイッターを通じて感謝を表した。
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