尹次期大統領側、米韓連合訓練は「米国と韓国大統領府で決定」(画像提供:wowkorea)
尹次期大統領側、米韓連合訓練は「米国と韓国大統領府で決定」(画像提供:wowkorea)
ユン・ソクヨル(尹錫悦)次期大統領側は23日、来月に予定されている米韓連合訓練と関連し、「現在の国軍統帥権者はムン・ジェイン(文在寅)大統領だ。米国と現在の青瓦台(チョンワデ、大統領府)、国防部(防衛省に相当)との議論過程で決定されるものと理解している」と明らかにした。

キム・ウンヘ(金恩慧)報道官はきょう、ソウルにある大統領職引継委員会の記者会見場で開かれた定例会見で、「来月に予定された米韓連合訓練と関連し、米国側は韓国政府と立場を調整したいと言っているが、尹次期大統領側から意見を開陳したことはあるか」との質問にこのように答えた。

米韓両国は4月中旬に上半期連合訓練を実施することで方向性を固めたと伝えられた。来月12~15日に朝鮮半島の戦時状況を仮定した本訓練の事前演習である「危機管理参謀訓練」(CMST)を行うことで暫定決定しており、18日から28日までは本訓練に該当する上半期連合指揮所訓練が実施されると伝えらえれた。

連合訓練の開催方式や規模などは今後の朝鮮半島情勢に重要な変数となるものとみられる。

尹次期大統領はきょう午前、さまざまな業務報告と面談を行った後、午後にはベトナムのグエン・スアン・フック国家主席と通話する計画だ。

金報道官は、「5月10日に任期が始まる大統領として国政遂行に一寸の抜かりもないよう非公開日程と面談を進めていく」と説明した。

また、フック首席との通話については、「ベトナムは韓国とともに新型コロナウイルスによるグローバル供給網の混乱においても信頼関係を持続させてきた友邦」とし、「ことしで修交30周年となる両国関係が包括的、戦略的パートナー関係に格上げされている。韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)のパートナー関係においてもベトナムの位置は重要」と強調した。
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