香港紙「経済日報」によると、王毅外相は20日、アルジェリア外相との会談後に開かれた記者会見で「棄権票は一種の態度表明だ。それは戦争と制裁を紛争解決の手段として用いることに賛成しないという、責任感のある態度だ」と述べた。
王外相はさらに「中国と発展途上国など多くの国家の立場は似ている。我々は対話と交渉が解決の道だと考えている」とし、「世界経済の回復の兆しを台無しにしてはならない。コロナ・ショックの中で一方的な制裁を強めていくことは、サプライチェーンの断絶を招き、各国国民の生活に打撃を与える。各国の国民が地域紛争と大国間対立のしわ寄せを食ういわれはない」と強調した。
その上で、王外相は「各国は独立的・自主的に外交政策を決定する権利を持っている。どちらかの陣営を選ぶことを強要されるべきではない。複雑な問題の処理に際しては、『敵でなければ友人』『黒でなければ白』といった単純化をしてはならない。特に冷戦的な思考法は抑え、陣営間の対立をしてはならない。各国の主権と領土の保全は常に尊重されなければならない。それは全ての国家・地域に適用される原則であり、例外やダブルスタンダードがあってはならない」と主張した。
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