「ひと月に10万ウォンも余計にかかる」…急騰したガソリン価格に消費者ら悲鳴=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「ひと月に10万ウォンも余計にかかる」…急騰したガソリン価格に消費者ら悲鳴=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「以前はガソリンが空になってから給油していたけれど、最近は安いと思う所があれば無条件に立ち寄って給油します。今はまだガソリンが半分くらい残っていますが、ここが安いから、入れて行こうと思います」

15日午後、ソウル市クァナク(冠岳)区のあるガソリンスタンド。ガソリン価格が1リッターあたり1998ウォン(約190円)のここには、給油しようとする車やバイクで道路まで行列ができている。この日、韓国石油公社のオピネットが公示したソウルのガソリン平均価格の2082.69ウォン(約198円)より安いガソリンスタンドだ。自動車応急修理業を営むオさん(49)は「自分の車は6万ウォン(約5700円)で満タンだったが、最近は7万ウォン(約6700円)を超える」と話し、「仕事のために車で移動することが多く、1か月に10回以上給油するので、ガソリン代が1か月に10万ウォン(約9500円)以上余計にかかり、負担が大きい」と訴えた。

ロシアによるウクライナ侵攻の影響でガソリン価格が急騰し、市民から悲鳴の声が上がっている。ただでさえ外食物価はもとより、生活必需品の価格などが全面的に値上がりしている状況で、ガソリン価格まで大幅に値上がりし、生活費の負担が大幅に増えているためだ。油類税の引き下げ措置の延長などに加えた政府の追加対策を求める声も出ている。

同日、ソウル市冠岳区、ヨンドゥンポ(永登浦)区一帯のガソリンスタンドで取材に応じた人たちは、急騰したガソリン価格に一様に舌を巻いた。1リットルあたり2435ウォン(約232円)の永登浦ヨイド(汝矣島)のあるガソリンスタンドを訪れた会社員のパクさん(31)は、「時間がなくて取り急ぎこのガソリンスタンドに入ったが、あまりにも高い。ガソリン価格が狂っている」とため息をついた。続けてパクさんは「お金がもったいないから3万ウォン(約2800円)分だけ入れた」と話し、「今日は事情があって車で出て来たが、これからは車を家に置いて来なければならない」と話した。ある企業で運転手として働くカンさん(57)は「会社の車だからガソリンを入れるけれど、自分の車ならとても入れられないだろう」と語り、「最近は妻の車が(ガソリン代があまりかからない)軽自動車で本当に良かったと思っている」と話した。このガソリンスタンドの従業員は「ここはもともとガソリン価格に大きな影響を受けない法人車などがほとんどで、個人の客は多くなかったが、最近ガソリン価格が値上がりし、個人客が完全に来なくなった」と語った。
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