文大統領　東部での山火事に「原発の安全確保に万全を」

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は４日、東部の慶尚北道・蔚珍で同日発生した山火事に関し、使用可能なリソースを総動員して早期消火に全力を尽くすよう指示したうえで、「人命被害を出さないことを最優先にし、（現場に近い）ハンウル原子力発電所の安全確保に万全を期さなければならない」と強調した。　山火事は午前１１時すぎに発生。当局は午後４時までに住民約４０００人に緊急避難指示を出した。　　ハンウル原発が現場に近いことから、消防当局は毎分７万５０００リットルの消防用水を１３０メートル離れた場所まで放水する能力を備えた大容量泡放射システムを原発の周辺に配置するなど、原発への影響を防ぐために総力を挙げている。