李氏(左)と尹氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李氏(左)と尹氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】9日投開票の韓国大統領選まで2日で1週間となった。3日からは選挙に関連する世論調査結果の公表が禁止される。 歴代大統領選ではこの時期の世論調査結果が大統領選の結果につながった。世論調査会社・韓国ギャラップが実施した1987年の大統領選から2017年大統領選までの調査結果によると、投票日の約10日前に行った世論調査で支持率1位となった候補がいずれも大統領選で勝利した。接戦となっていた1992年と1997年、2002年、2012年の大統領選でも僅差ながら優位に立っていた候補が当選した。 ただ、今回は革新系与党「共に民主党」候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長の支持率が誤差の範囲で拮抗(きっこう)しており、例年と違って予測が難しいという見方が出ている。 候補一本化などの大きな変数が残っているほか、交流サイト(SNS)などでメディア環境が急変するなどさまざまな要因が絡み合い、先行きがさらに見えにくくなっている。 世論調査会社リアルメーターが先月28日から今月1日まで全国の成人1007人を対象に実施した支持率調査では尹氏が46.3%、李氏が43.1%だった。両氏の差は誤差の範囲内の3.2ポイント。 エースリサーチが先月27~28日に全国の成人1004人を対象に行った調査では尹氏が44.6%、李氏が43.7%で、支持率の差は0.9ポイントだった。 世論調査専門家らも現時点で判断は難しいと分析している。世論調査機関の関係者は「過去には選挙日から1カ月前に構図が固まり、候補の検証も事実上終わった」とし、「(投票日までの)1週間に、前よりはるかに多くの変数がある」と述べた。
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