韓国 誠信女子大学の徐ギョン徳教授(画像提供:wowkorea)
韓国 誠信女子大学の徐ギョン徳教授(画像提供:wowkorea)
「邢海明(シン・ハイミン)駐韓中国大使様、まずはバイドゥ(百度:中国の最大ポータルサイト)の歪曲(わいきょく)した内容から修正してみるのはいかがでしょうか」

「反日教授」として有名な韓国ソンシン(誠信)女子大学のソ・ギョンドク(徐ギョン徳)教授は、北京冬季オリンピックの開幕式における「韓服物議」について、駐韓中国大使による声明文に対して指摘した。「『文化略奪国』という汚名を恐れるのなら、根本的な問題解決のための誠意ある行動を示してほしい」と伝えた。

ソ教授はこの日SNSを通じて「(中国大使館の)声明文の内容を何度も読み直したが、本当に残念な部分が多くみられた」と評した。つづけて「韓国人たちが怒っている理由を、単純に今回の五輪開幕式に登場した韓服のためだと縮小し釈明するのは、理屈に合わないことだ」と指摘した。

ソ教授は「これまで(中国が)あまりにも多くの “韓服工程”を繰り広げてきたため、韓国人たちがかなり怒っているのだ」とし「そのことを駐韓中国大使館側は絶対に見過ごしてはならない」と強調した。

また「韓国内で沸き上がっている反中感情や、外国メディアによる『文化略奪国』というレッテルに恐れて声明文を出したのなら、これからは根本的な問題解決のための誠意ある行動を示さなければならない」と語った。

駐韓中国大使館側は今月8日、韓国メディアに配布した声明文を通じて「伝統文化(韓服)は朝鮮半島のものであり、また中国内の朝鮮族のもので、いわゆる『文化工程・文化略奪』という言葉は事実と異なる」とし「中国側は韓国の歴史・文化の伝統を尊重し、韓国側も朝鮮族を含めた中国の各民族人民の感情を尊重してくれることを願う」と伝えた。

しかし、バイドゥの百科事典には「韓服は中国の伝統衣服(漢服)が起源だ」と歪曲されている。また中国電子企業“シャオミ”のスマートフォンの壁紙(画面背景)ストアには、韓服が中国文化(China Culture)と紹介されている。このようなことから中国のネット市民たちは「韓服は朝鮮族の固有衣装であり、中国の服だ」と主張している。

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