大韓とアシアナのM＆A、シンガポールが無条件で「承認」

大韓航空が任意申告国であるシンガポールからアシアナ航空との合併買収（M＆A）の承認を受けた。

　大韓航空は8日午後、シンガポール経済当局より大韓航空とアシアナ航空の買収について「無条件」での企業結合承認を受けたと明らかにした。

　シンガポール経済・消費者委員会（CCCS・Competition and Consumer Commission of Singapore）は承認決定文で「大韓航空のアシアナ航空買収・合併はシンガポール経済法上、禁止されている取引ではない」と述べた。

　これにより、大韓航空は昨年1月14日、9つの必須申告国が競争当局に企業結合申告をおこなって以来、現在必須申告国の場合トルコ、台湾、ベトナムの競争当局より企業結合承認を受け、タイも企業結合事前審査対象ではないとの回答を受けている。

　大韓航空側は「米国・EU・中国・日本など必須申告国と任意申告国家の中で未承認の英国・オーストラリアなどの競争当局と積極的に協力し、近く手続きを完了してアシアナ航空買収手続きを終える計画」と伝えた。