韓国与党、新型コロナ「自己診断キット」の無償支給を推進(画像提供:wowkorea)
韓国与党、新型コロナ「自己診断キット」の無償支給を推進(画像提供:wowkorea)
韓国与党「共に民主党」は新型コロナウイルスのオミクロン株が本格的に拡散していることを受け、国民に2キットずつ自己診断キットを支給する方案を推進する。

「共に民主党」のユン・ホジュン(尹昊重)院内代表は28日午前、選挙対策委員会の本部長団会議で、「オミクロン株の大流行期間中、国民に対し1週間に2キットずつ無償で自己診断キットを支給する」とし、「今回の追加補正予算案にすぐに反映させる」と明らかにした。

尹院内代表は、「オミクロン株の自己診断キットは迅速な診断と追加の拡散を防止するための重要な手段」とし、「現在、市中で個別的に購入する場合、買い占め・売り惜しみによる品薄現象まで起きており、1個当たり8000~9000ウォン(約766~861円)まで価格が上昇している。それだけに、政府の積極的な支援が必要」と述べた。続いて、「過去にマスクが品薄となったような事態が発生しないよう、供給流通網の管理と買い占め・売り惜しみ行為の防止に徹底して取り組んでほしい」と強調した。

また、オミクロン株の大拡散に合わせ、医療体系の転換作業もスピードを上げるよう求めた。尹院内代表は、「オミクロン株の状況はこれまでとは異なり、検査や治療、処方、在宅管理などの全過程において、1次医療機関の責任と役割が非常に重要になった」とし、「町の病院・医院がオミクロン株との闘いの最前線に立つことになる。感染者の発生により病院を運営できなくなる場合、これに対する確実な損失補償をするようにする。追加補正予算の予備費により支援するようにし、必要であれば法改正も推進する」と明らかにした。

尹院内代表は、「韓国より先にオミクロン株を経験した米国・日本などの主要国が社会必須機能のまひ状態に陥っている」とし、「医療防疫だけでなく、教育・交通・消防・警察などの必須施設の空白が生じないよう、対応計画を綿密に立てて対応していく」と付け加えた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85