オミクロン株の優勢種化に伴い、隔離を10日から7日に短縮
韓国政府は24日、オミクロンの優勢種化による防疫対応履行計画について、△60歳以上の高リスク群PCR検査に集中△感染者及び濃厚接触者の隔離期間(10日→7日)短縮△個人防疫規則及びマスク推奨項目追加(KF80以上着用)などを説明した。この日、韓国保健福祉部の疾病管理庁は1月の第3週目(1月16日から22日)に国内のオミクロン株の検出率が50.3%に増加し、優勢種化したと発表した。地域別ではホナム(湖南)が82.3%で最も高く、キョンサンブクド(慶尚北道)69.6%、カンウォン(江原)59.1%の順となっている。
チョン・ウンギョン 疾病管理庁長はこの日午後の定例会見で「オミクロン株が優勢種化したことにより、今月14日に発表したオミクロン対応戦略に基づき、防疫対応システム転換を推進する。ポイントは感染者全体の規制よりも高リスク群の迅速な診断と治療に集中し、持続可能で効率的な診断検査と疫学調査管理対応システムに転換することである」と述べた。
政府は診断検査システムを選別診療所でのPCR検査を60代以上の高リスク群と基礎疾患者などに集中させ、低リスク群は自宅迅速抗原検査を行う方針だ。また、有症状者は呼吸器専門医など、指定医療機関で診療と検査を行う。このような診断検査システムは、オミクロン検出率の高い光州、全羅南道、京畿道平沢、安城の4つの地域で26日から試験運用した後、全国に拡大する方針で、管理基準も変更される。
政府は、ワクチン接種完了の有無と症状の有無などを考慮し、感染者の隔離期間をワクチン接種完了者は7日、未接種者とその他は10日間にすることを決めた。濃厚接触者、ワクチン接種完了者は監視し、未接種者などは7日間の隔離となる。また、ワクチン接種の有無にかかわらず、6日から7日の間にPCR検査を行う。また、隔離解除(7日)後、3日間はKF94相当のマスクを常時着用し、感染リスクが高い施設の訪問とプライベートな集まりの自粛などを推奨する。ただ、海外入国者に対する10日の隔離期間は来月3日まで維持される。
パク・ヨンジュン中央防疫対策本部疫学調査チーム長は「濃厚接触者の隔離期間は10日から7日に短縮される。ワクチン2回目の接種後90日が経過していない人、ブースター接種後14日が経過した人は濃厚接触者でも隔離から除外され、監視する」と述べた。
オミクロン感染予防のためのブースター接種なども引き続き行われる保健福祉部の疾病管理庁によると、国内の調査結果でファイザーとアストラゼネカのワクチンを接種した大人がファイザーの3回目の接種を行うと、接種後2週間から4週間で、オミクロン株に対する中和抗体が接種前に比べ10.5倍から113.2倍に増加した。
チョン・ウンギョン庁長は「ワクチン接種はオミクロン株にも依然として最も効果的な予防手段である。感染時に重症、死亡のリスクが高い高齢者層の未接種者と2回目の接種後3か月が過ぎた3回目の接種対象者は積極的に予防接種を受けてほしい」と要請した。
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