日本の新型コロナ新規感染者が2か月で1000倍に…総選挙期間を避けた日本の新型コロナ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本の新型コロナ新規感染者が2か月で1000倍に…総選挙期間を避けた日本の新型コロナ=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日本の1日当たりの新型コロナの新規感染者数が5万人を超え、史上最多数を記録したが、これは今からちょうど2か月前の昨年11月22日の新規感染者数(50人)の1000倍を超える数値だ。

 1日当たりの新規感染者数が急激に減少した昨年9月から何が起きたのだろうか。

 23日(きょう)のNHKの報道によると、22日夜の集計結果、日本全域で新たに確認された1日当たりの新規感染者は5万4576人だ。厳密に言えば、2か月前の1092倍の数値だ。

 これは5日連続で更新してきた新規感染者の最多記録を再度更新した記録となる。首都の東京都だけで1万1227人の新規感染者が発生し、4日連続で最多数を記録して1万人台を突破した。自宅療養者数は今月19日現在で約10万人となっており、1週間で5倍以上に急増した。

 日本のマスコミは高齢者など重症化の危険度が高い人のオミクロン株への感染も増え続けており、病床不足の事態がすぐに起きるものと憂慮している。特に人口比での日本国内の新型コロナワクチンの3次接種率が今月21日現在で1.5%にとどまっている点も感染状況を悪くしている原因と分析された。

 日本の昨年の1日当たりの新規感染者数は8月下旬に2万5922人とピークに達し、9月中旬から急減し始めた。

 そして、昨年10月25日に営業制限を解除し、全国のサービス業従事者の歓呼を受けて1日当たりの新規感染者数が100人台だった昨年10月31日に与党・自民党は衆議院総選挙で勝利した。

 五輪直前までは政権党は衆議院総選挙で困難に直面すると予想されたていたが、確実な感染者数の激減とともに勝利を手にすることができたのだ。

 選挙直後の11月初めには1日当たりの新規感染者数が100人未満になり、同月22日に50人まで1日当たりの新規感染者数が減少すると、世界中が日本の新型コロナの新規感染者数の集計に疑いの目を向け始めた。

 それまでテレビ番組などによく出演していた専門家たちはこの頃から急に見かけられなくなったと日本現地のの韓国人専門家たちが伝えた。

 「日本人特有の体質のため」、「青少年の高いワクチン接種率のため」など、非科学的な分析も出ていた。

 日本の国立遺伝学研究所でさえ「コロナウイルスは遺伝子変化を起こして死滅した」という、話にならない分析を公表したりもした。

 世界中で議論が続くなか、昨年11月に厚生労働省は「もし」と仮定して、再び大流行(現在の6次パンデミック)がやってきたときを想定して地域別の1日当たりの感染者数の予想値を発表した。

 昨年11月のこの予想値と今年1月22日のNHK集計基準での実際の1日当たりの新規感染者数を比較すると、77%の地域はその時の予想値より多い新規感染者が発生しており、23%の地域は予想値より少ない数の新規感染者が発生している。

 つまり、平和だった昨年11月に日本政府が「大流行がまた来たら…」という仮定を前提に予測した数値が突然あまりにも多かったということだ。

 結果的に予測時点を基準に未来の新規感染者数を当時の実際の感染者数の数百倍にしたということは、国内外の隠蔽疑惑をごまかそうとする“見せかけ”ではないかという新たな疑念を生んでいる。

 オミクロン株の流入は絶好の言い訳となったという分析も出ている。日本側は、米軍基地がある沖縄県でオミクロン株が広く拡散したことで、日本本土にもオミクロン株が上陸して感染が拡大したと分析した。爆発的な新規感染者数増加の原因を他人のせいにするのにちょうどいい好材料に出会ったのかもしれないし、好材料を作ったのかもしれない。

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