韓国の尹錫悦 次期大統領選候補(右)と安哲秀候補(画像提供:wowkorea)
韓国の尹錫悦 次期大統領選候補(右)と安哲秀候補(画像提供:wowkorea)
韓国最大野党“国民の力”のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領選候補と、与党“共に民主党”のイ・ジェミョン(李在明)候補の支持率はほぼ互角の状態が続く中、ユン候補と野党“国民の党”のアン・チョルス(安哲秀)候補による「野党一本化」が大統領選最大の変曲点として取り沙汰されている。

過去の大統領選における「一本化」を総合すると、一本化の最終ラインは「D-40」(残り40日)と分析されている。公式的な選挙運動の開始前に候補の一本化が成されてこそ、その効果が大きく発揮されるためだ。特に今回の名節(旧正月:ことしは陽暦で2月1日)は大統領選まであと1か月あまりを残す時点であるため、この期間における「民心」は非常に重要である。政界では一部で「旧正月の連休前に “イ候補とユン候補による両者TV討論”ではなく “野党一本化”が話題にあがってこそ、政権交代を願う50%前後の民心を掴むことができる」という指摘も出ている。

政界ではこのような計算により「ユン候補とアン候補の一本化の論議が、遅くとも来週後半には始まるべき “ゴールデンタイム”だ」とみている。

これまでの大統領選をみても、D-40を前後として一本化が急展開している。

一部では「最近 “国民の力”のイ・ジュンソク(李俊錫)代表とアン候補の神経戦が激化していることも、“一本化論議”が迫っているためだ」という分析も出ている。「2強構図」(イ候補とユン候補)の接戦状況で「一本化が必須だ」ということをよく知っている人物たちだからだ。

しかし “国民の力”の内部では、一本化に対する否定的な雰囲気が広まっている。「ユン候補が旧正月前には支持率が回復する」という期待感があるためだ。実際、最近になって「ユン候補が再び先頭を走り始めた」という世論調査の結果も出ている。ただ「このような期待により一本化自体を排除するのは危険な時期だ」という指摘も存在する。

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