韓国統一部「北朝鮮の北京五輪不参加、動向を見守る」

韓国統一部は、北朝鮮が北京冬季オリンピックへの不参加を決定したことについて、「北京冬季オリンピックが東北アジアと世界平和の繁栄に寄与するきっかけになることを願うという政府の基本的な立場に変わりはなく、関連動向を見守っていく」と明らかにした。

統一部のチャ・ドクチョル副報道官は7日の定例会見で、「北朝鮮のオリンピック委員会と体育省が、新型コロナウイルスのパンデミックなどにより北京冬季オリンピックとパラリンピックに参加しないことになったと、中国のオリンピック委員会と北京オリンピック組織委員会、国家体育総局に手紙を送ったという報道を見た」と述べた。

朝鮮労働党機関紙「労働新聞」はきょう、北朝鮮のオリンピック委員会と体育省が中国のオリンピック委員会とオリンピック組織委員会、国家体育総局宛てに手紙を送り、「オリンピックには参加しないが中国を支持する」との立場を明らかにしたと報道した。

チャ副報道官は、北朝鮮が昨年末の朝鮮労働党中央委員会8期4次全員会議で決定された事項を貫徹するためのさまざまな後続措置を進めていると説明した。

チャ副報道官は、「今後もこうした流れを続けながら、分野別の会議体、決議会議などを進めていくとみられる」とし、「2月6日に召集が予定されている最高人民会議で関連立法などが行われる可能性があるため、関心を持って動向を見守る」と話した。