国連安保理、北朝鮮のミサイル発射に「緊急会議」開催を推進…米・仏・英の要請(画像提供:wowkorea)
国連安保理、北朝鮮のミサイル発射に「緊急会議」開催を推進…米・仏・英の要請(画像提供:wowkorea)
国連安全保障理事会が、5日に北朝鮮が試験発射した極超音速ミサイルに対応し緊急会議の開催を推進していることがわかった。

7日、日本経済新聞は複数の外交関係者の話を引用し、米国・英国・フランスを含む5か国が非公開会議を要請し、10日の開催を推進していると明らかにした。

ニコラス・リビエ駐国連フランス大使はきょう、自身のツイッターに「北朝鮮が極超音速ミサイルと主張するものをテストした。このような発射は国際平和と安全に対する脅威であり、国連安保理制裁決議案の明白な違反だ」とし、「迅速に対応する責任が国連安保理にある」と明らかにした。

会議の開催を10日としたのは、今週がロシア正教会のクリスマス週間であることを考慮したものとみられる。ロシア正教会は「ユリウス暦」を使用し、1月7日にクリスマスを記念する。10日はクリスマス週間が終わり国連が再び活動を開始する初日だ。

ただ、この会議でどれだけの水準の対応がなされるかは未知数だ。これに先立ち、北朝鮮は昨年も国連安保理決議案の違反事項である潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と、自身らが極超音速ミサイルと主張した「火星8型」を発射したものの、国連安保理は共同声明などを発表できなかった。ロシアと中国がもう少し検討する必要があるとし、声明採択に反対した。中国外務省の汪文斌報道官は前日の定例会見でも、「関連各国が朝鮮半島の平和と安定の大きな局面を注視してほしい」とし、対話と協議の重要性を強調した。

米国側は安保理会議の要請に対しまだ公式的な立場を明らかにしていない。米国務省のフライス報道官は会見で、安保理会議に関する質問に対し、「韓国と日本の防御に対するわれわれの約束は堅固であり、われわれはインド太平洋地域の条約同盟および世界の同盟・パートナーと緊密に接触を続ける」とだけ答えた。
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