北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、国防科学院が5日に「極超音速ミサイル」の発射実験を行ったと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、国防科学院が5日に「極超音速ミサイル」の発射実験を行ったと報じた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が極超音速ミサイルの発射実験を行ったと公表したことを受け、国際社会が国連安全保障理事会の会合開催などの対応に出るかどうかが注目される。 北朝鮮は5日、朝鮮半島東の東海に向けて弾道ミサイルを発射。6日に公式メディアの報道で、試射した兵器は極超音速ミサイルだったと主張した。 米国務省の報道官は聯合ニュースに「北朝鮮の弾道ミサイル発射を糾弾する」とし、今回の発射は安保理の決議違反だと規定した。 韓国外交部の当局者も、今回の発射が安保理決議違反かどうかについて「原則的に弾道ミサイル技術を利用した全ての発射は決議により禁止されている」との立場を示した。また、韓米の関係当局が緊密に協力し、ミサイルの詳細について綿密な分析・評価を進めていると伝えた。 北朝鮮の今回の発射は決議違反に当たることから、安保理でもこの問題を議論すると予想される。一部理事国の要請により会合を開いたり、もともと予定されていた会合の議題に北朝鮮のミサイル発射問題を加えて議論したりする可能性がある。 外交部の当局者は今後の対応に関し、「政府は米国など主な安保理理事国と緊密に意思疎通を図っている」と述べるにとどめた。 安保理は北朝鮮が昨年9月に極超音速ミサイル「火星8」、10月に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を試射した際にもそれぞれ緊急会合を開いて対応を協議したが、いずれも安保理全体としての声明を出すなどの行動は取れなかった。
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