新型コロナウイルスのPCR検査の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナウイルスのPCR検査の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理庁は24日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」を迅速に検出するためのPCR検査試薬を官民協力により開発したと発表した。これまでは新型コロナの陽性判明後、オミクロン株かどうかを調べるゲノム解析に3~5日かかっていたが、新たな試薬を用いることで陽性判明から3~4時間以内にオミクロン株感染の有無を調べられるようになる。 防疫当局はオミクロン株向けのPCR試薬を年内に導入するため、民間専門家諮問委員会を立ち上げて試薬メーカーをサポートしてきた。有効性評価と諮問委員会での議論を経て、現場で使用可能な製品を選定したという。 選定されたPCR試薬は29日までに全国の自治体に配布される予定だ。翌30日からは新たな試薬を用い、各自治体でアルファ、ベータ、ガンマ、デルタに加えオミクロン(ステルスオミクロンを含む)の5種類の主要変異を一度に判別できるようになる。 疾病管理庁は、この5種類の変異を一度のPCR分析で判別できるのは世界で初めてだとし、感染拡大の封じ込めに役立つものと期待を示した。 
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