韓国の自治体で30日から新型コロナ「オミクロン株」の判別が可能に(画像提供:wowkorea)
韓国の自治体で30日から新型コロナ「オミクロン株」の判別が可能に(画像提供:wowkorea)
今月30日から韓国の自治体で新型コロナウイルス「オミクロン株」の判別が可能となる。

疾病管理庁は先月24日、世界保健機関(WHO)でオミクロン株の発生が報告されて以降、国内への流入と地域発生の監視強化のため、民・官の協力により推進されたオミクロン株迅速確認用PCR試薬が開発されたと、24日明らかにした。

今月30日からは変異PCR分析を通じ各自治体でアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの区分に続き、ステルスオミクロンを含むオミクロン変異株も迅速に検出できるようになった。5つの主な変異株を1回のPCR分析で判別できるのは世界で初めてだと、疾病管理庁は説明した。

オミクロン株は、先月26日のWHO緊急会議で主な変異株に指定されたウイルスで、韓国を含む各国が自国への流入および拡散防止のため、強化された対応政策を施行している。

その一環として防疫当局はオミクロン株の監視拡大のため、迅速にオミクロン株を確認するためのPCR試薬の開発方案を準備し、民間専門家諮問委員会を構成して年内の導入を目標に試薬の製造会社らの開発を支援した。

チョン・ウンギョン(鄭銀敬)疾病管理庁長は、「新型コロナウイルスの陽性判定からオミクロン株の確定まで、従来は遺伝体分析で3~5日かかったが、新しい変異PCR試薬の導入により、陽性判定後3~4時間以内に短縮され、地域内の発生時に迅速にオミクロン株への感染を判別し、効果的に拡散と伝播を遮断できるものと期待している」と話した。
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