韓国KFCとカブリューがクラフトビール「チック」を販売、「チメク」市場を拡大へ

韓国KFCは21日、クラフトビール専門企業のカブリュー（KABREW）と共に、KFC専用ビール「チック」を全国の店舗で販売すると発表した。ビール販売を行うKFC店舗に限り、提供する。

「チック」は、缶ビールを開ける時に出る涼しげな音を表した擬声語だ。またその音ともっともよく合う「チキン」を楽しいイメージの略語で表現することで、二重の意味合いも込めている。パッケージに書かれた大ぶりの文字「チック」に目が行く。また骨付きもも肉の模様とKFCの創設者であるカーネル・サンダースの顔で、KFCのブランドアイデンティティ（BI）を強調した。

「チック」は、チキンメニューともっともよく合う「KFC専用ビール」として販売開始した。ゴールデンエールにオレンジを添加し、シトラスのさわやかさを加えた点が特徴で、KFCのチキンの味を最上級まで引き上げ「チメク（チキン＆ビール）の楽しさ」を伝えてくれる。これによりKFCは既存の消費者はもちろん、楽しい異色体験を求めるMZ世代や美食家などへ、顧客層をより拡大する戦略だ。