在中国リトアニア大使館の職員に「身の危険」?……中国側は「事実無根」=中国報道(画像提供:wowkorea)
在中国リトアニア大使館の職員に「身の危険」?……中国側は「事実無根」=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国外交部の汪文斌(おうぶんひん)報道官は16日の定例記者会見で、在中国リトアニア大使館の外交官が15日に中国を出国したことに関する質問に答えた。

 汪報道官は「リトアニアは中国・リトアニアが交わした約束に違反し、公然と『一中一台』(一つの中国・一つの台湾)という誤った方向に進んでいる。中国側はすでに両国関係を格下げし、中国政府の在リトアニア外交機関の名称を『中華人民共和国駐リトアニア共和国代弁処』とすることを通告している。また、それに伴ってリトアニア側の在中国外交機関の名称も変えるよう要請している」と述べた。

 また、汪報道官は「中国にあるリトアニアの公的機関の職員が身の安全を心配しているとか、中国政府が中国国民がリトアニアの外交機関に勤務することを禁止しているといった話が出ているが、そのような事実はない。中国側は一貫して中国にある他国の外交機関及びその職員の安全を重視しており、リトアニアを含む各国の外交機関が正常に業務を行えるよう保障している。リトアニア側も中国に対して安全面の問題は一度も指摘していない」と話した。

 その上で、汪報道官は「中国・リトアニア関係の後退には、非常に明確な理由がある。リトアニア側が現実を直視せず、反省して間違いを正さず、自分の責任を棚上げにするならば、両国関係のあつれきはさらに深まり、両国の国民感情をさらに傷つけることになるだろう。最終的に損害を受けるのはリトアニア自身である。我々はリトアニア側が国際関係の基本的ルールを順守し、約束をきちんと守り、中国の主権と核心的利益を損なう誤った行為をただちに改めるよう促していく」と強調した。
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