陳述書を提出する黄代表(同氏提供)=13日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
陳述書を提出する黄代表(同氏提供)=13日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】1969年に韓国江原道・江陵からソウルに向かう大韓航空機が北朝鮮工作員によりハイジャックされた事件で、同事件により連れ去られ、北朝鮮から帰還できずにいる被害者の家族が13日、国家機関「真実・和解のための過去史整理委員会」に真相究明を求める陳述書を提出した。 被害者の家族らでつくる「拉致被害家族会」の黄仁哲(ファン・インチョル)代表は聯合ニュースの取材に対し、「父は憲法の保護を受ける国民なのに政府は北が拉致を否定しているためこの問題を協議できないという論理で(被害者の)送還を要求しない」とし、「公開されていない事実があるかもしれないと考えて調査を要請した」と説明した。 1969年12月に発生した同事件では乗客乗員50人が北朝鮮に連れ去られ、翌年2月14日に39人が韓国に送還されたが、黄氏の父親を含む11人は戻ってきていない。 北朝鮮は拉致への関与を否定しているが、国連人権理事会傘下の「恣意(しい)的拘禁に関する作業部会」(WGAD)は昨年、北朝鮮が被害者を「恣意的に拘禁」しているとの判断を下した。
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