韓国のオミクロン株感染者、飲食店で「マスク姿でレジ」わずか1分の会話で感染か(画像提供:wowkorea)
韓国のオミクロン株感染者、飲食店で「マスク姿でレジ」わずか1分の会話で感染か(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の空気感染の可能性が韓国で提起されている。

 7日、中央防疫対策本部は濃厚接触のない飲食店で、短時間でオミクロン株に感染した事例を確認し、注意を呼び掛けている。

 韓国で初のオミクロン株感染者となった牧師夫婦から感染した30代の男性Aさんは先月29日、30代女性Bさんが働くインチョン(仁川)市内のブッフェ形式の飲食店を訪問した。Bさんは去る3日、オミクロン株感染が確認された人物だ。

 Bさんは、レジで会計する間にAさんとわずかな時間のみ接触。Aさんは約1時間、この飲食店に滞在しており、面積が43平方メートルの小規模な店だった。このケースを「短時間の接触で感染した事例」と防疫当局は説明している。

 当局側は、オミクロン株の感染力はほかの変異株より強く、また空気感染の可能性もあるとして注視している。
 
 パク・ヨンジュン疫学調査チーム長は「ウイルス感染は、直接の接触よりも利用者の滞在時間がより重要だ」とし、「閉鎖された空間に長時間滞在する場合、感染は可能になる」と説明した。

 しかし、AさんとBさんの接触時間が「わずか1分」と報じられていることについては「接触時間まで正確に確認するのは容易ではない」とした上で、「現在、オミクロン株に関して多重利用施設の感染としては、飲食店(の事例)は2件のみ。この事例だけでオミクロン株の感染力を既存の変異株と比較するのは難しい」と言及。

 ただし「海外の事例を見ると、デルタ株より感染力が高いというデータがあり、注意深く見ていく必要がある」と強調した。

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