現代重工業が作成した軽空母の完成予想図(現代重工業提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
現代重工業が作成した軽空母の完成予想図(現代重工業提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍の宿願だった3万トン級の軽空母建造に向けた事業が、来年予定通り推進されることが3日、決まった。

 国防部によると、この日の国会本会議で可決した2022年度(1~12月)国防予算は前年比3.4%増の計54兆6112億ウォン(約5兆2500億円)となった。軽空母の予算は政府案通りの72億ウォンで確定した。

 軽空母は金泳三(キム・ヨンサム)政権(1993~98年)から研究が進められ、国防部は昨年8月に発表した2021~25年の国防中期計画に概念設計と基本設計計画を盛り込んだ。 

 だが、国会国防委員会は先月、間接費5億ウォンのみを残して軽空母の関連予算を大幅に削減した。

 その後、国会本会議で与党「共に民主党」の一部議員を中心に増額を求める声が上がったが、野党の強い反対により最後まで意見の隔たりが埋まらなかったとされる。結局、それまで合意した内容を反映した修正案を共に民主党が単独で本会議に上程したため、自動的に軽空母予算も復活した。国防委が削減した予算が再び増額されるのは異例。

 軍は予算が確定したことで来年予定通り基本設計に着手し、33年の戦力化を目標に事業を推進する計画だ。


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