韓国保健福祉部長官「新型コロナ、予測より速い速度で日常回復を脅かしている」と懸念(画像提供:wowkorea)
韓国保健福祉部長官「新型コロナ、予測より速い速度で日常回復を脅かしている」と懸念(画像提供:wowkorea)
中央災難安全対策本部のクォン・ドクチョル(権徳チョル)1次長(保健福祉部長官)は、「新型コロナウイルスの危険は当初予測したよりも速い速度でわれわれの日常回復を脅かしている」と明らかにした。

権次長は29日、政府セジョン(世宗)庁舎で開かれた対策本部会議で、「11月1日、われわれは小商工人と自営業者の方たちの苦痛と国民の日常の中の不便を考慮し、新型コロナウイルスの危険にもかかわらず段階的な日常回復の道を用心深く開始した」と述べた。

続いて、「そのおかげで食堂やカフェ、商店は客が増えて活気を取り戻すことができ、雇用指標や消費心理などのさまざまな指標も改善され、国民の皆さんの満足度も高まった」と付け加えた。

しかし、「新型コロナウイルスの危険は当初予測したよりも速い速度でわれわれの日常回復を脅かしており、感染者数は約4000人の水準に上昇した」とし、「重症者も急増し、病床の確保を待つ患者も約1000人を超えている」と懸念した。対策本部によると、首都圏で病床の確保を待つ人は996人(11月25日)→1310人(26日)→1167人(27日)→1265人(28日)と推移している。

権次長は、「政府はきょう大統領の主宰で特別防疫点検会議を開き、現状況に対する防疫対策を国民の皆さんに発表する予定」とし、「政府はきのう日常回復支援委員会の専門家らとともに協議し、ここ4週間の段階的な日常回復に対する危険度を評価した」と説明した。

また、「状況評価に基づく総合的な対策はきょう午後の特別防疫点検会議を経た後、関係部署の合同会見を通じ具体的に申し上げる」と伝えた。

そして、「デルタ変異ウイルスに続き、オミクロン変異ウイルスの出現に先制的に対応するため、防疫当局は11月28日、きのう午前0時から南アフリカ共和国などのアフリカ8か国の入国者のうち、短期滞在外国人の場合は入国禁止措置をとり、韓国人と長期滞在外国人の場合は10日間の施設隔離を実施する」と明らかにした。
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