中国駐リトアニア大使館が25日から業務を停止 中国側は「技術的な理由」によるものと説明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国駐リトアニア大使館が25日から業務を停止 中国側は「技術的な理由」によるものと説明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国駐リトアニア大使館の公式ホームページが25日、「技術的な理由で、領事業務を2021年11月25日から中断する」と発表した。

 今月18日、台湾の駐リトアニア「代表処」が正式に設立され、中国側は21日にリトアニアとの外交関係を格下げすると発表していた。また、リトアニアとの外交・通商協力も制限するとしていた。

 中国駐リトアニア代弁事処の曲柏華臨時代表は24日に記者会見を開き、リトアニア側の対応を強く批判した。

 曲臨時代表は「中国政府は自国の主権と国際関係を保護するという基本的な原則に基づき、中国・リトアニアの外交関係を『代弁級』に格下げせざるを得なかった」とした。また、リトアニアがこのような決定をしたことについて「(リトアニア)の自主的な意思に加え、背後で他の大国が動いている。台湾カードを使って火遊びをしているようだが、火遊びをしている者は自分が火傷することになるだろう」と警告した。

 一方、リトアニアのランズベルギス外務大臣は外遊先の米国で、中国側の経済的圧力により「自主的な外交政策」を放棄することはないと強調。リトアニアは中国の圧迫に耐えうるとし、「中国の圧力に対抗するモデルケース」となると発言した。

 中国駐リトアニア大使館の領事業務中断は、そうした流れの中で発表された。大使館側は業務再開の時期について「別途お知らせする」としている。
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