ソウル広場に設けられた新型コロナウイルスの臨時検査所で検査を待つ人々=24日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル広場に設けられた新型コロナウイルスの臨時検査所で検査を待つ人々=24日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は25日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から3938人増え、累計42万9002人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は前日(4115人)より177人減ったが、過去2番目の多さとなった。また、重篤・重症患者は612人で初めて600人を超えた。

 韓国では今月1日に新型コロナの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行。防疫措置が大幅に緩和されて社会的な活動や集まりが増え、感染者が増え続けている。早い段階でワクチン接種を完了した60代以上は接種の効果が低下し、ブレイクスルー感染が拡大している。

 60代以上の感染者が増え、重症者も増加している。重症患者は3日連続で過去最多を更新した。

 死者は前日から39人増え、計3401人となった。1日当たりの死者数としては7月に流行の「第4波」が始まってから最多となる。韓国国内の平均致死率は0.79%。

 この日新たに確認された市中感染者は3917人、海外からの入国者の感染は21人だった。

 市中感染者を地域別にみると、ソウル市が1757人、京畿道が1096人、仁川市が259人で、首都圏が計3112人と全体の79.4%を占めた。首都圏以外の地域では忠清南道が110人、釜山市と慶尚北道がそれぞれ97人、江原道が86人、大邱市が80人、慶尚南道が72人、大田市が50人、全羅南道が42人、忠清北道が39人、光州市と全羅北道がそれぞれ35人、済州道が29人、世宗市が20人、蔚山市が13人の計805人だった。

 24日の検査件数は5万8811件で、ほかに臨時検査所での検査が13万4135件だった。

 一方、新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、ワクチンの2回目の接種率は25日午前0時時点で79.3%(4069万5921人)となった。18歳以上の人口比では91.1%。1回目の接種率は82.5%、18歳以上の人口比では93.3%となっている。


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