韓国では今月1日に新型コロナの防疫体制が「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」に移行。防疫措置が大幅に緩和されて社会的な活動や集まりが増え、感染者が増え続けている。早い段階でワクチン接種を完了した60代以上は接種の効果が低下し、ブレイクスルー感染が拡大している。
60代以上の感染者が増え、重症者も増加している。重症患者は3日連続で過去最多を更新した。
死者は前日から39人増え、計3401人となった。1日当たりの死者数としては7月に流行の「第4波」が始まってから最多となる。韓国国内の平均致死率は0.79%。
この日新たに確認された市中感染者は3917人、海外からの入国者の感染は21人だった。
市中感染者を地域別にみると、ソウル市が1757人、京畿道が1096人、仁川市が259人で、首都圏が計3112人と全体の79.4%を占めた。首都圏以外の地域では忠清南道が110人、釜山市と慶尚北道がそれぞれ97人、江原道が86人、大邱市が80人、慶尚南道が72人、大田市が50人、全羅南道が42人、忠清北道が39人、光州市と全羅北道がそれぞれ35人、済州道が29人、世宗市が20人、蔚山市が13人の計805人だった。
24日の検査件数は5万8811件で、ほかに臨時検査所での検査が13万4135件だった。
一方、新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、ワクチンの2回目の接種率は25日午前0時時点で79.3%(4069万5921人)となった。18歳以上の人口比では91.1%。1回目の接種率は82.5%、18歳以上の人口比では93.3%となっている。
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