女性家族部、従軍慰安婦がテーマの青少年作品の授賞式開催=韓国(画像提供:wowkorea)
女性家族部、従軍慰安婦がテーマの青少年作品の授賞式開催=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国女性家族部は23日、「2021年従軍慰安婦被害者に関する青少年作品公募展」のオンライン授賞式を開催すると明らかにした。

 2014年から今年で8回目を迎える公募展は、未来の主役である青少年たちが従軍慰安婦問題を正しく学び、認識することができる機会を設けるため、毎年開催されている。

 今年6月18日から9月24日まで行われた今回の公募展には、計1001点(美術・デザイン959点、映像・音楽42点)の作品の応募があり、計23点(国務総理賞2点、副総理兼教育部長官賞2点、女性家族部長官賞19点)の受賞作が選定された。

 女性家族部によると、とくに今年は手描き工芸・デザインのほか、追悼公演・ポスター・作曲・ミュージックビデオなど様々な表現方法を試みた作品が出品・選定されたという。

 最高作品賞である国務総理賞受賞作には、蔚山エニワン高校に通うチャン・スヨンさんの絵「暖かく包みます」(美術・デザイン部門)と、世宗女子高校「蝶」チームの映像「少女の翼」(映像・音楽部門)が選ばれた。

 「暖かく包みます」は、少女像の素足を包んであげるために赤い手袋を編む市民の姿と、近くに咲く「私を忘れないでください」という花言葉を持つ忘れな草の絵で、記憶と連帯の気持ちを表現した。 女性家族部は「多くの人々の小さな手が集まれば慰安婦被害者の傷を包み込むことができるという温かい慰労のメッセージ」と説明した。

 チャンさんは「公募展を通じて従軍慰安婦問題に対してさらに大きな関心を持つようになった」とし「被害者のおばあさんたちがどれほどつらくて大変だったか考えるようになった。この問題をもっと多くの人に知ってほしいという気持ちで描いた」と伝えた。
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