安哲秀、国民の党代表(画像提供:wowkorea)
安哲秀、国民の党代表(画像提供:wowkorea)
韓国の大統領選出馬を宣言したアン・チョルス(安哲秀)国民の党代表は17日、‘准募兵制’の導入、軍除隊時に1000万ウォン(約95万5300円)支給などを骨子とする青年公約2号を発表した。

安候補はこの日の午前、国会で記者懇談会を開き「軍服務を青年跳躍の時間に変える。准募兵制と韓国版タルピオット(Talpiot)軍隊で兵営生活を根本的に変える」と明らかにした。

安候補は「国と国民を守る神聖な国防義務は当然、青年に誇りを付与しなければならないが、現実はそうではない。多くの青年たちにとって兵役は不信の領域に定着した側面があることを否定できない」と述べた。

さらに「こうした不信と青年たちの新思考を盛り込まない軍服務が続くなら精鋭の強軍も難しく、青年たちにとって軍生活は人生から捨てる時間、記憶したくない時間として記録されるだけだ」と指摘した。

安候補は、国防の義務を果たしながらも、自己啓発の機会が共存できるようにするとし、3つの政策公約を提示した。具体的には、准募兵制の導入、イスラエルの‘タルピオット’部隊モデルの反映、除隊時における社会進出支援金1000万ウォン支給などだ。

安候補は「兵士の数を50%減らし、その減った50%のうち半分を専門副士官で充当する。全体の兵力数は減るが、先端兵器を扱う専門性と戦闘力の側面での画期的・質的向上を通して、軍事力はさらに大きくなるだろう」と述べた。

続いて「准募兵制度の導入を契機に、専門副士官の処遇を画期的に改善し、身体傷害率を下げるための制度的改善、将校たちとの差別待遇の解消、再就職案などを精巧に設計して安保に少しの空白も生じないようにする」と付け加えた。

また、先端軍事装備の開発とサイバー戦に備えるためのイスラエルの精鋭部隊‘タルピオット’を例に挙げ「タルピオットをベンチマーキングして兵士たちの兵科体系を科学技術中心に改編し、軍服務期間中に4次産業革命時代が要求する分野別専門家を育成する青年跳躍の時間に変える」と約束した。

国防の義務を果たした若者たちに対し、1000万ウォンの社会進出支援金の提供も示した。安候補は「国防の義務を果たした青年たちに対する補償や服務期間に対する認定は見当たらない。社会進出支援金が徴集され、国防の義務を果たした青年たちに社会から認められたという自負心を少しでも高めることができることを願う」と述べた。

安候補は社会進出支援金支給がポピュリズム的公約に映りかねないという指摘に対しては「国家財政は正確に原則と目的を持って財源調達方法を用意した状況で使わなければならない。そういう意味で私が申し上げる部分はポピュリズム公約とは見られない」と述べた。

続いて「(社会進出支援金公約は)軍隊に行ってきた青年と行っていない青年間の葛藤、20代男性と20代女性の間の葛藤を少なくする社会的葛藤の治癒方法である」と強調した。

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