チン・ジュングォン(陳重権)元東洋大学教授(画像提供:wowkorea)
チン・ジュングォン(陳重権)元東洋大学教授(画像提供:wowkorea)
中央選挙管理委員会のインターネット報道審議委員会が、イ・ジェミョン(李在明)共に民主党(与党)大統領選候補を批判したチン・ジュングォン(陳重権)元トンヤン(東洋)大学教授の発言を引用して報道したメディアに‘注意’、‘公正報道協力要請’などの措置を下したことが16日、確認された。

審議委員会は10日、当該内容を報道したメディアなどを含む11のメディアに対する措置内訳を盛り込んだ‘2021年度第20次委員会の決定事項’をウエブサイトで公開した。

この報道には陳元教授が自身のフェイスブックやユーチューブなどで李候補について言及した「『テジャンドン(大庄洞)』を知らなかったらパク・クネ(朴槿恵)、知っていたらイ・ミョンバク(李明博)」、「この方は正気を失ったのか」、「小賢しい策を弄(ろう)するなら」、「出てくるとやたらに怒鳴り散らす」などの表現がそのまま盛り込まれた。

これに対し審議委員会は「候補者に対する評価と検証はインターネットメディアの当然の機能であり、当該報道の場合、特定論客のフェイスブックの文章をそのまま引用した」としながらも「申請者に対する一方的な批判をそのまま報道したことは特定候補者に有利・不利な影響を及ぼすと判断する」と述べた。

これに先立ち、李在明候補は陳元教授のSNSの書き込みを引用したメディアの報道が不公正だとして、審議委員会に異議を申し立てた。

イ・ジュンソク(李俊錫)国民の力(野党第一党)代表がこの日、自身のフェイスブックに公開した李在明候補側の異議申し立て請求書によると、李在明候補側は「最近、被申請人は陳重権という保守論客の申し立て人に対する非難のたびに、続けてこれをそのまま記事にしており、それ自体が公正性違反だ」と主張した。

李俊錫代表は「陳元教授は保守理念に基づいて李在明候補を批判するのではなく、ただ健全な常識に基づいて批判をしている。自身に批判的な人を何の根拠もなく、保守論客として敵視したのはちょっと笑わせる。保守論客になった陳教授にみんな慰労の言葉を送ってほしい」と皮肉った。

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