文大統領はこの日グラスゴーで開かれたCOP26サミットの基調演説で「2030国家温室ガス削減目標(NDC)を引き上げ、2018年対比で40%以上温室ガスを削減する」と提案した。
特に文大統領は「韓国は第2次世界大戦以降、唯一山林緑化に成功した国として山林復元協力において先頭に立っていく。木を育て山林をよみがえらせることは、気候危機対応において重要な解決策だ」とし「山林復元のために南北が協力していく」と語った。
さらに「気候危機の当事者である未来世代と既成世代が共に気候危機の解決法を見いだすなら、持続可能な世界に向かう人類の歩みも一層加速するだろう」として “青年気候サミット”の定例開催を提案した。また「炭素中立(カーボンニュートラル)は、政府と企業の努力だけでは難しい」とし「国民全てが参加してこそ成すことができる目標だ」と強調した。
一方文大統領は、石炭削減の努力に参加するという意志も示した。文大統領は「わが政府は発足以降、石炭発電所8基を早期閉鎖し、年末までにさらに2基を閉鎖する予定である」とし「2050年までに全ての石炭発電を廃止する」と語った。つづけて「すでに国内の新規石炭発電所の許可を中断し、ことし4月には新規海外石炭発電への公的金融支援も中断した」と付け加えた。
文大統領は「韓国は新再生エネルギーの開発をはじめとして、開発途上国たちの低炭素経済への転換に積極的に協力していく」とし「海外にいる韓国企業の炭素排出も減らしていく」と語った。また「グリーン気候基金・グローバルグリーン成長研究所を通じた気候財源支援を続け、“気候技術センターおよびネットワーク”を通じたグリーン技術分野における開発途上国との協力を強化していく」と語った。
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