イタリアの乗務員が制服を脱いで下着デモ…「国家の恥」＝ITA航空会長

イタリアの国営航空会社から解雇された乗務員らが制服を脱いでデモに乗り出した。

CNNによると23日(現地時間)、イタリア国営航空会社アリタリア(Alitalia)航空は最近、ITA航空として新たに発足し、既存の乗務員を解雇した。アリタリア航空の職員1万500人のうち2800人だけがITA航空に再雇用された。

これに対して、乗務員50人余りは首都ローマの中心部カンピドリオ広場に集まって、不当解雇、賃金削減などに抗議して、別名「下着デモ」を行った。

これらは「我々はアリタリアだ」と叫びながら、雇用安定を保障して給与削減を取り消すよう訴えた。構造調整された乗務員らはITA航空の所属となった後、給与が減ってまともに業務分担がなされていないと主張した。

デモ隊の代弁者は今回のデモが「会社と屈辱的な契約を結ぶしかなかった」同僚たちとの連帯を示すためのものだと伝えた。

ITA航空のアルフレッド・アルタヴィラ会長は、今回のデモに対して「国家的恥」とし「アリタリア航空の職員は現在の勤務条件に同意した。契約に対する交渉は既に終わり、職員らは契約に署名した」と明らかにした。