文大統領の息子、検察を相手取り起こした行政訴訟控訴審も勝訴=韓国(画像提供:wowkorea)
文大統領の息子、検察を相手取り起こした行政訴訟控訴審も勝訴=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の息子ムン・ジュンヨン氏が「特恵採用疑惑に関する事件の捜査資料を公開せよ」として、検察を相手取って提起した行政訴訟控訴審で勝訴した。

 15日、ソウル高裁はムン氏がソウル南部地検長を相手取って起こした「情報公開拒否処分取り消し」訴訟で一審同様、原告一部勝訴の判決を下した。

 ムン氏が請求した情報のうち、個人情報など敏感な情報が含まれた一部を除いた残りを公開せよというのが判決の趣旨だ。

 2017年4月、ハ・テギョン「国民の力」議員らは、ムン氏が2007年から2010年まで雇用労働部傘下の韓国雇用情報院で勤務していたことに対し、特別採用の疑惑を提起。

 これについて「共に民主党」は「ハ議員が第19代大統領選挙で文大統領を落選させる目的で虚偽の事実を公表した」として、公職選挙法違反の疑いで同議員を検察に告発し、検察は証拠不十分を理由にハ議員を不起訴処分とした。

 これを受けて、ムン氏は2019年、ソウル南部地検にハ議員などに対する捜査記録の一切の情報公開を申請したが、検察は一部を除いた情報だけを公開。ムン氏はこれに不服として今回の訴訟を起こすことになった。


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