CJ ENM社、ミュージカル文化大賞最優秀作に「もしかしたらハッピーエンディング」
CJ ENM社、ミュージカル文化大賞最優秀作に「もしかしたらハッピーエンディング」
韓国で2020年と2021年の2年連続舞台にあがりWellmade創作ミュージカルの底力を 遺憾なく発揮した「もしかしたらハッピーエンディング」が、第8回e-daily文化大賞ミュージカル部門最優秀賞を受賞した。特に審査委員団はCJ ENMが最初に制作を担い、力強いキャスティングと新たな舞台でしきりに話題の中心に立った2020年シーズンに更なる手厚い点数をつけた。当時全体公演の60%を完売させ興行突風を巻き起こした「もしかしたらハッピーエンディング」はコロナ感染症 大流行でかなり縮こまった公演界に希望を呼んだ。

「もしかしたらハッピーエンディング」は2014年秋からウラン文化財団が人材育成プログラムを通じて開発した作品だ。2015年Project Boxでトライアウト公演をした後、2016年初演、2017年アンコール公演、2018年再演を行った。 2020年三回目のシーズンは、WILL ARONSON作曲家とパク・チョンヒュ作家を フィールドとして初演から一緒に作品を作ってきたキム・ドンヨン演出と チュ・ソヨン音楽監督が意気投合し更にアップグレードした舞台を披露した。

「もしかしたらハッピーエンディング」は人間を助けるために作ったもののもうこれ以上必要なく古くなっていくヘルパーロボットたちの愛のストーリーという独特な素材を扱った作品だ。“愛”という人間の複雑な感情を学んだ 2人のロボットオリバーとクレアを全面に前に出してはいるが、アコースティック音響等アナログ的な感性を色濃く醸し出す演出で極めて人間らしく叙情的だ。

しっかりとした枠組みあるストーリーが見せる作品でもある。起承転結がハッキリとしたストーリー 構成、2人のロボットの間を劇の重要な葛藤として活用する 詳細な設定、愛に対する共感メッセージが公演を充満を作り出した。小劇場ミュージカルらしく舞台はこじんまりしているが、ターンテーブルやプランター等 感性を刺激する細かな装飾品、映像を活用した舞台構成、6人組ライブバンド 音楽の活用で観客らへ深い余韻を残す作品である。

今回の審査で「もしかしたらハッピーエンディング」は、作品性、独創性、発展可能性、興行性、持続可能性等ミュージカル部門の5つの評価項目で選ばれ高い点数を獲得した。審査委員団は「韓国創作ミュージカルの水準を一段階引き上げるほどの秀作だ。作品性と大衆性の二つを同時に掴んだ」と評価した。 審査委員らの間では「コロナ感染症危機を克服する最高の話題作」、「大学路小劇場ミュージカルに新たな風を巻き起こした」等の好評が相次いでいる。

一方 「もしかしたらハッピーエンディング」の他に、「マリー・キュリー」、「レッドブック」、「ウィキッド」、「Beetlejuice」等が第8回e-daily文化大賞ミュージカル部門最優秀賞候補作に名を挙げた。2020~2021年の2年間、舞台にあがった作品の中での選抜であるだけにこれまでの中でも激しく競争した。 審査委員団は「候補作に挙がった全ての作品が立派だった。候補作全てに最優秀賞を受賞しても遜色ない程に高い水準の公演を見せてくれた」と強調した。

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