米ファイザーワクチン、6か月後の予防効果47%に急減=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米ファイザーワクチン、6か月後の予防効果47%に急減=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米ファイザー社の新型コロナワクチンが、デルタ変異株にも高い予防効果を見せているが、接種完了から6か月以降は、効果が急減することが分かった。

4日(現地時間)ロイター通信は、医学誌「ランセット(LANCET)」に掲載された論文を引用し、ファイザーワクチンの効果が2回目接種完了後から6か月には、88%から47%に低下したと報道した。そのデータは、米国保健当局がブースターショット(追加接種)の必要性を検討する際に活用されたとロイターは伝えた。

医療関連非営利団体「カイザー・パーマネンテ」がファイザーと共同参加した今回の研究では、昨年12月から今年8月までの期間中、340万人の医療記録を分析した結果を基にする。ただし、研究では、分析対象者のマスク着用等による、ウイルスにさらされることに影響を受けたため十分ではないと研究者は述べた。

研究者たちは、ファイザーワクチンは、接種初期には、デルタ変異株から高い予防効果があると説明した。ただし、時間が経つにつれ、ワクチンの免疫効果が低くなり、デルタ変異株の予防効果も低くなると指摘した。論文によると、デルタ変異株に対するワクチン効果は、接種完了最初一か月は93%水準だったが、4か月後には53%に減少した。

カイザー・パーマネンテ研究チーム責任者は、「これは、デルタ変異株は、ワクチンによる保護から完全に回避できる変異株ではないことを示している」と強調した。

今回の研究結果は、デルタ変異株の感染拡大が、ワクチン未接種者およびワクチン接種完了者でも時間の経過とともに予防効果が低くなるため、感染拡大したという意味で、新型コロナの再拡散を防止するには、追加接種が必要であるという意味として解釈することができる。

一方、米国や欧州などでは、ファイザー社の追加接種を順次承認している。先立って、米国食品医薬品局(FDA)は、先月22日、高齢者や高リスク者などのファイザー追加接種緊急使用を承認している。欧州医薬品庁(EMA)もこの日、ファイザーワクチン追加接種緊急使用を承認した。

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