高速道路を時速12~16キロで走行…死亡事故を誘発したタクシー運転手に執行猶予付き判決=韓国(画像提供:wowkorea)
高速道路を時速12~16キロで走行…死亡事故を誘発したタクシー運転手に執行猶予付き判決=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で高速道路を低速で走行し、死亡事故を誘発した60代のタクシー運転手に有罪判決が下された。

インチョン(仁川)地裁刑事2単独は5日、交通事故処理特例法上致死の容疑で起訴されたタクシー運転手のA被告(69)に、禁固8か月・執行猶予2年を言い渡したと明らかにした。

また、A被告と同じ容疑で起訴されたトラック運転手のB被告(49)には、禁固1年、執行猶予2年を言い渡した。

A被告は昨年6月1日の午後11時ごろ、仁川市ナムドン(南洞)区のヨンドン(嶺東)高速道路ソチャン(西昌)ジャンクション(JC)付近で死亡事故を起こしたとして、裁判にかけられた。

当時、A被告は乗客と料金問題で言い争いになり、40mの区間を時速12~16キロで運行し、後ろを走っていたB被告のトラックがA被告のタクシーに追突した後、隣の車道を走っていた乗用車と衝突して、乗用車の運転手C氏(39)が死亡した。

裁判所は、A被告が高速道路の法定最低時速にはるかに及ばない速度でタクシーを運転し、死亡事故の原因になったと判断した。

裁判官は「道路交通法上、高速道路で渋滞したり、他のやむを得ない理由がない限り、最低速度より遅い速度で運転してはならない」とし「事故当時の天気は晴れで交通障害もなかった」と指摘した。

続いて「タクシーの防犯カメラ映像を見ると、A被告が低速で運転しながら前方をよく見ずに後部座席に座った乗客を見ながら、ずっと料金でもめていた姿が確認される」とし「A被告のこのような業務上の過失が死亡事故につながった原因」と付け加えた。

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