韓国、学生・父母・教師の71%「新型コロナにより学力格差が拡大」(画像提供:wowkorea)
韓国、学生・父母・教師の71%「新型コロナにより学力格差が拡大」(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスにより対面授業が縮小されたことで、学生間の学力格差が拡大し、私教育への依存度が高まっていることがわかった。

4日、国会教育委員会のカン・ドゥック議員(共に民主党)が発表した学生・父母・教師を対象としたアンケート調査の結果、70%以上が学力格差が拡大したと答えた。

今回の調査は9月16日から24日まで全国の学生・父母・教師2万2544人を対象にオンラインで実施された。

調査の結果、「新型コロナウイルスにより学生の学力格差が拡大したか」との質問に71.1%が同意した。「大きく拡大した」が26.7%、「拡大した」が44.4%だった。一方、「拡大していない」との回答は9.3%にとどまった。基礎学力低下の学生が増加したかを問う質問にも72.8%が同意した。一方、そうではないという回答は9%にとどまった。

パンデミックにより対面授業が減少したことで、私教育への依存度が高まっていることがわかった。「新型コロナウイルス状況が長引くことで、私教育への依存傾向が強まったか」との質問に、回答者の70.7%が同意した。10.5%はそうではないと答えた。学生の憂うつ・不安などのストレスが増加したかを問う質問にも56.2%が同意した。

学校防疫に対する信頼度は低かった。「学校が新型コロナウイルス感染から安全であるか」との質問には38.5%だけが同意した。特に学生は18.6%だけが同意し、校内での感染に対する懸念が高いことがわかった。

カン議員は、「新型コロナウイルス事態以後、学力格差はさらに拡大し、私教育への依存度は高まった」とし、「パンデミック時代の教育政策の焦点は、教育格差の解消と教育不平等の緩和、教育弱者の保護に合わせるべきだ」と主張した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85