新型コロナによる世界の平均寿命減少=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナによる世界の平均寿命減少=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響により、昨年の世界人口の平均寿命が減少したという研究結果が出た。第二次世界大戦後、最も大幅に寿命が減ったという説明だ。

26日(現地時間)ロイター通信は、英国オックスフォード大学が29カ国を対象に行った研究の結果、29カ国のうち27カ国で、昨年の平均寿命は、前年に比べ短くなったと報道した。特に、研究対象のうち22カ国の平均寿命は、2019年と比較し、6か月以上減少した。

オックスフォード大学は、各国の平均寿命の減少が、新型コロナウイルスによる死者の増加が関連していると考えられると述べた。ロイターの集計によると、これまで全世界的で新型コロナにより死亡した人は、500万人にのぼる。

論文を国際疫学ジャーナルに発表した著者は「私たちの研究結果は、新型コロナの影響を受けた多くの国で、どれほどの衝撃であったのかを示している」と説明した。

全体的に、女性より男性の平均寿命が減ったことが分かった。男性の平均寿命が1年以上減少したのは15カ国だったが、女性の平均寿命が1年以上減少したのは、11カ国にとどまった。特に、米国男性の平均寿命は2.2年短縮され、世界で最も大幅に減少した。

しかし、米国と欧州で、新型コロナによる死亡率は、別の面を見せた。米国では、経済活動を担当する60歳未満の人の死亡率が高くなっている一方、欧州では、60歳以上の死亡率が高いことが確認された。

論文は、過去5~6年間、減少傾向にあった死亡率が、新型コロナにより振り出しに戻ったと批判した。論文著者は、新型コロナと平均寿命の関係を明確に分析するために、低所得および富裕国を含む多くの国に、死亡率データを追加研究に使えるようにすべきであると強調した。

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