韓国LCCチェジュ航空「着陸態勢が遅れるも着陸強行」(画像提供:wowkorea)
韓国LCCチェジュ航空「着陸態勢が遅れるも着陸強行」(画像提供:wowkorea)
乗客183人を乗せた、韓国の格安航空会社「チェジュ(済州)航空」のパイロットが、規定より低い高度で強引に着陸し、懲戒処分を受けた。

済州航空7C133便は、先月14日午後8時半頃、済州空港の滑走路に着陸しようとしていたところ、フラップを展開し車輪を下げる操作を基準より遅くしたと伝えられた。

内部規定上、航空機が地上1,000フィート(304.8m)の高度より下に降りる前に、フラップと車輪を操作しなければならない。しかし、この航空機は、500〜1000フィート区間になり、ようやく操作を行った。

このような場合、着陸を取り消し、ふたたび高度を高めなければならない。当時、副機長B氏が「復行しよう」と機長に提案したが、機長A氏が着陸を強行した。この時、コックピットでは、警告音まで鳴っていたという。

済州航空側は「該当航空機運航記録を通して、ランディングギアを展開するタイミングが、会社の規定基準より低い高度で繰り広げられた事実を確認した」と明らかにした。

続いて「顧客の安全に対する内部基準を守らなかったため、事件直後から機長および副機長の飛行を取り消し、人事委員会で機長に飛行禁止1か月などの懲戒処分を下した」と伝えた。

一方、国土交通部(国土交通省に相当)関係者は、「この事案について、事前に報告を受けていなかった」とし「当時、問題が起きた原因と、国土部に報告する事案であったかどうか、会社側の予防措置など総合的に調査する計画だ」と伝えた。

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