16日(現地時間)米AP通信の報道によると、グテーレス事務総長は「科学による結束2021」という報告書の序文で「気候変動が予想より速く進行し、化石燃料の排出量がすでに(新型コロナウイルス感染症)パンデミックによる減少から回復している」と強調した。
グテーレス事務総長は、米国のハリケーン・ドイツなど西ヨーロッパの洪水・北西太平洋地域の猛暑のような極端な気候現象を例にあげ「このような変動は、今後直面する悪いことへの始まりだ」と警告した。
つづけて「温室ガスの排出をすぐさま大規模削減しないかぎり、我々は地球温暖化1.5度の抑制はできない」として、2015年のパリ協定の目標を達成することを各国の政府に訴えた。
今回の報告書によると、温室ガス排出は2019年最高値に達し、昨年は新型コロナの影響により5.6%削減されたが、ことしに入り再び増加し、航空および海上運輸による排出を除けば、1~7月の平均排出量は2019年とほとんど同じ水準を示している。
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