米FDA、ブースターショットなくても既存ワクチン効果維持=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米FDA、ブースターショットなくても既存ワクチン効果維持=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国食品医薬品局(FDA)が、新型コロナワクチン「ブースターショット(追加接種)」を接種しなくても、効果が十分との見解を出した。

15日(現地時間)、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、FDAはこの日、16歳以上のブースターショット承認申請のため、ファイザーが提出したデータの分析報告書で「現在接種しているファイザー、モデルナなど3種のワクチンの場合、追加接種がなくても、新型コロナによる重症化や死亡などへの防御効果が得られる」と述べた。既存ワクチンだけで、ブースターショットなしでも予防効果が持続するというものである。

ファイザーは、FDAに提出した報告書で、2回目接種後6か月が経過した16歳以上は、3回目の接種が必要だと主張した。ワクチン効果が2回目接種後、2か月に約6%ずつ弱体化し、ブースターショット接種時の予防率は、95%以上まで高まるとファイザーは説明した。臨床試験参加者300人を対象に、ブースターショット副作用を調査した結果、倦怠感、頭痛、筋肉痛の発生率は、2回目接種と大差がないことが分かった。

この日、FDAの見解は、一部の科学者グループが「現時点でブースターショットは、必要ではない」という結論の論文を発表した後に出てきたものであるため注目されている。一部では、FDAが全国民を対象とした大規模ブースターショット接種を、すぐには検討していない可能性があるという推測が提起される。

この場合、今月20日からブースターショット接種を推進するジョーバイデン米政府の計画に支障が出る可能性があるとWSJは予想した。バイデン大統領は、ブースターショット接種有無について「FDAと米疾病管理予防センター(CDC)の科学者の決定に従うこと」と表明した状態だ。

FDAは17日、いつ、だれが、ブースターショットが必要なのかなど、承認の可否を決定するため、外部専門家パネル会議を開催する予定である。この日ファイザーが提出した報告書と共に、FDAの報告書も一緒に分析・議論する方針だ。

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