飲み薬タイプの新型コロナ治療薬が1人あたり8万円超え...「高くても先購入すべき」vs「理解できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
飲み薬タイプの新型コロナ治療薬が1人あたり8万円超え...「高くても先購入すべき」vs「理解できない」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国政府がグローバル製薬会社を相手に非公開で先購買交渉を行なっている錠剤の形で服用する新型コロナウイルス治療薬の価格が、1人当たり90万ウォン(約8万5000円)以上という推定が出た中、ネットユーザーの論争が続いている。

中央防疫対策本部のペ・ギョンテク状況総括団長は10日、MBCラジオ「キム・ジョンベの視線集中」に出演し、「飲み薬タイプの治療薬の価格が1人当たり90万ウォンを超えるというのは間違いないのか」という司会者の質問に対し、「現在はまだ明確に契約を締結しておらず、締結しようとしている段階」とし「個別契約事項について、申し上げるのは難しい」と答えた。

現在、経口治療剤開発の先頭者は、米国メルク社である。早ければ10月ごろ、米国食品医薬品局(FDA)に「モルヌピラビル」の緊急使用承認を申請する予定である。

米国政府は6月、メルク社の経口治療薬170万人分の先購入契約を締結した。1人当たり700ドル(約7万7000円)を支払ったことが分かった。

これに先立ち、韓国の疾病管理庁も経口治療薬の購入を協議しており、今年の補正予算に1万8000人分(168億ウォン)、来年度予算案に2000万人分(194億ウォン)の購入費用を反映したと説明した。

これによると、算術的に1人当たりの治療薬購入費用が約95万ウォンと策定されたことになる。

ペ団長は経口治療薬の導入効果について、「注射で治療薬を投入した場合、家庭で行うことは難しく、病院に入院しなければならなどの問題があるが、飲み薬タイプの治療薬は処方を受ければ自宅で経過を観察できるため、状況が多く変わる」と説明した。

また、経口用治療剤自体の開発については、「注射剤として血管に入れるのと消化器の方に入れるのは、同じ効果をだすのは容易ではない」とし「これに対して、製薬業界ではとても難しく、容易な問題ではないとよく言われている」と述べた。

これに対し、ネットユーザーらは様々な反応を見せている。「コピー薬が出るまでは、価格が高くなるのは仕方ない。高くても先購入に積極的に乗り出すべき」という声が出ている一方、一部では「2万ウォン台のワクチン購入は躊躇したのに、90万ウォン台の治療薬は快く購入するという政府は理解できない」と苦言を呈した。

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