「登校拡大」・「秋夕」などで拡散の兆し…非首都圏の新型コロナ専門治療病床の追加を命令=韓国(画像提供:wowkorea)
「登校拡大」・「秋夕」などで拡散の兆し…非首都圏の新型コロナ専門治療病床の追加を命令=韓国(画像提供:wowkorea)
防疫当局は秋夕(チュソク、中秋節)の連休による新型コロナウイルス感染者の増加に備え、非首都圏の専門治療病床を追加する。

中央災難安全対策本部は10日、保健福祉部(部は省に相当)中央事故収集本部から「非首都圏の新型コロナウイルス専門治療病床確保方案」の報告を受け、これを議論したと明らかにした。防疫当局は非首都圏内の自治体および医療機関などとの議論を通じ、1163床の専門治療病床を追加で確保する行政命令をこの日施行する。

長引く4次流行による感染者増加、伝播力の強いデルタ変異ウイルスの拡散などで、一部の非首都圏地域も病床稼働率が上昇している。秋夕の連休による人口移動量の増加、および小・中・高校の登校拡大などで追加の拡散に対する危険が懸念される状況だ。

さらに追加的な大規模集団感染および拡散に対し先制的に対応し、これに対処することができるよう、首都圏に続き非首都圏の医療機関を対象に新型コロナウイルス専門治療病床を確保していく計画だ。

具体的に、重症患者の専門治療病床は従来の949床から計146床に追加する。まず非首都圏の上級総合病院・国立大病院を対象に従来の1%病床確保を1.5%に拡大し、93床を追加する。許可病床700床以上の7か所の総合病院に対し、許可病床中1%を重症患者の専門病床として新規に確保するようにし、53床を追加で確保する。

同日基準で重症患者の専門治療病床は、949床中485床、約51.1%が使用中だ。

中等症患者の専門治療病床は、非首都圏内の300~700床の総合病院中、新型コロナウイルス治療病床を運営していない46か所の病院を対象に、許可病床の5%である計1017床を追加で確保する。現在、中等症患者のための感染病専門病院は9693床中5996床、61.9%が使用中だ。

医療機関は今後3週間以内に施設工事および専門病床の確保を完了しなければならない。対策本部は市・道との協議を経て地域・病院の状況を反映し、実際の運営時期を決定する予定だ。
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