「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した「少女時代」。(画像:画面キャプチャ)
「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に出演した「少女時代」。(画像:画面キャプチャ)
最近、韓国でも東京オリンピックで活躍した選手たちがバラエティに続々と出演しており、ユ・ジェソク×チョ・セホのバラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(tvN)では、8月18日(水)の放送から3週にわたって、“ユ・クイズ×国家代表”特番が組まれ、オリンピック選手をはじめ、さまざまな分野のゲストが登場。

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そんな中、9月1日(水)に放送された第121話の“ユ・クイズ×国家代表”の最後を飾る第3弾に、“ガールズグループ界のK-POP国家代表”として「少女時代」がやって来た。8人完全体での番組出演は4年ぶり。そのため、ビデオ会議までしたそうだが、スヨンの話ではこれがなかなか大変だったらしい。まず、なぜ出演するのか、大義名分はあるのか、という話から始まり、スヨンが「14周年だからあいさつをするのはどうか」と言ったら、「じゃあ、13周年はなぜしなかったのか」など意見が飛び交ったとか。それを番組出演に意欲的だったスヨンとティファニーがまとめ、今回の出演が実現したということだ。

メンバー同士の仲の良さは相変わらずだった。それでも、プライベートでは集まっていても、番組に出るのは久しぶりなので、ユナはちょっとぎこちないと話し、前日に全員で「今は少女時代!」とあいさつをしながら、感極まって泣くのはやめようと約束をしたらしい。どのK-POPグループも当たり前のようにグループあいさつがあるが、やはりこれは特別なもののようだ。

そして、今回はメンバー数が8人なので、さらに深い話を聞くため、A組、B組の2組に分かれトークを展開。A組はユナ、サニー、テヨン、ユリ。デビュー当時の自己紹介をリクエストされ、「元気の源サニーです」、「ダンシングクイーン、ヒョヨンです」、「黒真珠ユリです」、「魅力少女ユナです」と照れくさそうにあいさつ。このような場面を見ると、一瞬にしてタイムスリップした気分になる。

いまや「少女時代」も全員が30代。後輩たちから、お母さんが「少女時代」のファンだったとか、「Gee」のスキニージーンズのことを「うちのお母さんが履いていたパンツ」と聞くと、月日の流れを感じると話し、デビュー当時を振り返った。

2007年8月リリースのデビュー曲「Into the New World」は完璧なシンクロダンスをするため、1年かけて準備をし、指先、歩幅まで全ての角度を合わせたことや、2009年に「Gee」ブームを巻き起こし、活動が忙しくなると、海外にも日帰りで行くことが多く、年末には日本で「ミュージックステーション」に出た後、すぐチャーター便に乗って韓国に戻り、ステージを行ったこともあると明かしたメンバーたち。

さらに、「Gee」に続き、「Genie」も大ヒット。音楽番組の歴史的な視聴率17.2%を叩き出した。現在の地上波音楽番組はどれも1%にも満たないことを考えると、驚異的な数字だ。当時、屋上で撮影したが、まだドローンがなく、ヘリコプターの時代だったので、ヘリコプターの音がうるさくて、音楽が聞こえなかったという今だから笑える話も。

そして、当時を再現するかのように、ユリが「Genie」の足を内側に蹴り上げる“チェギチャギダンス”を踊ってみせたほか、ユナが恥ずかしそうにキャンディを持って「Kissing You」を踊ると、ほかの3人もキャンディを渡され、4人でキュートな姿を披露した。

練習生時代は大変で、「これでいいのだろか?」と悩んでいたとき、トレーナーから「学校が終わって、ここに来ること自体、この仕事が好きだということ。やめる考えなんてしなくていい」と言われ、雑念なく練習することができたというユナ。チョ・セホから「完全体のステージは見られるんでしょうか?」と聞かれると、「いつも心は開いています」と答え、来年の15周年がちょうどいいのではないかとユ・ジェソクも期待を寄せていた。

続いて、B組はスヨン、ティファニー、ソヒョン、テヨン。A組と同じく、デビュー当時のように「ココマ(ちびっこ)リーダー、テヨンです」、「末っ子ソヒョンです」、「宝石より輝いているファニファニ、ティファニーです」、「明朗姫スヨンです」と自己紹介した。

中でも、ユ・ジェソクから「末っ子というより、大人っぽくなった」と言われ、落ち着いた風格を漂わせていたソヒョン。どの現場に行っても緊張しないそうで、15年近くやってきたので、カメラ慣れもしているし、「わぁ、楽しい!」と思う余裕ができたのだとか。「少女時代」では末っ子でも、最近はどの現場に行っても自分より若い人が多いので、自分がお姉さんになることが嬉しいと語っていた。

また、B組でも練習生時代のつらかった出来事を振り返ったほか、「一番大変だった振付は?」という質問では、テヨンが「息が切れて、血の味がした」と「Catch Me If You Can」を挙げ、スヨンとティファニーが「Into The New World」を挙げた。地面から常に3cm浮いていろと言われ、飛び跳ねるようにダンスをしていたそうだ。そして、“導入部の達人”として有名なテヨンが「Lion heart」の導入部の表情をやって見せる場面も。

今回、懐かし映像も随所に差し込まれ、「少女時代」の歴史の一端が垣間見られたが、最後にメンバーたちが語る「『少女時代』は自分にとってどんな存在?」が印象的だった。

スヨンは、一緒にデビューし、成長していく時間が長く続いているので、考えが変わる時期も同じだったし、スランプや大人になる時期を共に経験しながら、同じような悩みを抱えていたので、会うと話さなくても顔に書いてあるのが分かったと話し、「鏡」と表現した。

ソヒョンは「切っても切り離せない存在」、ユナは「青春」、ティファニーは「本当に私の友達、私の家族」、ユリは「私を存在することができるようにしてくれる故郷」、サニーは「すごくありがたい存在」、ヒョヨンは「光みたいなもの。一筋の光」と答えた。

最後にテヨンは「私の国家」と笑顔で話した。オリンピック選手らが国旗を掲げて競技をするように、自分は「少女時代」という国の出身であり、「少女時代」を誇らしく思いながら、「少女時代」を代表して活動していると。さすがリーダーらしい一面を見せていたのが、胸アツポイントだった。今回トークをしながら、メンバー同士、お互いにリスペクトし、信頼し合っているのがよく伝わり、「少女時代」がなぜ息の長いグループなのか、その理由が分かるような気がした。

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