米国FDA、モデルナブースターショットの使用承認検討中=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国FDA、モデルナブースターショットの使用承認検討中=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米国食品医薬品局(FDA)が、モデルナワクチンのブースターショット使用承認の可否を検討していると、ウォールストリートジャーナル(WSJ)が2日(現地時間)、複数の消息筋を引用して報道した。

前日、モデルナはFDAに、ブースターショット容量を、1、2回目の投与量の半分である50μg(マイクログラム)での使用を許可してほしいとの承認を要請した。しかし消息筋によると、FDAは、投与量を100μgに増やし承認する方向で動いていることが分かった。接種時期は、2回目のワクチン接種完了から6か月経った時点に決まる見通しだ。

消息筋は「モデルナブースターショットが、変異種にもワクチン効果があるという点では同意しており、データを検討した人は、どの容量でも強力な免疫反応が起こるだろうと見ている。しかし、一部は、容量を減らしたブースターショットは、急速に進化する変異株に対応するには十分ではないだろうと懸念している」と説明した。

副反応を減らすため、100μgより少ない量のブースターショット使用を承認する案も議論されている。しかし1、2回目接種の容量(各50μg)と異なる場合は、別途ブースターショット用を準備する必要があるため、現場医療陣の負担が大きくなり、間違いや混乱が生じことがあるという反論が提起される。また、この場合、残余ワクチン量が生じ、有効期間内に使用しない場合は、最終的に廃棄処分することになるという指摘だ。

消息筋は「まだ最終的な結論は下されていない」とし「モデルナが提出したデータを検討しているが、根拠となる比較データに制限があり、決定に時間がかかっている」と付け加えた。

先立って、ブースターショットの使用承認を申請したファイザーおよびジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)のヤンセンワクチンの場合は、FDAが1回分接種量と同様の投与量での使用を承認するものと伝えられた。

米国内で、デルタ変異種が急速に拡大する中、ジョー・バイデン政権は、早ければ20日からブースターショット接種を開始する予定である。

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