アフガンのパートナーは「中国」？…「一帯一路」に関心をもつタリバン

アフガニスタンで政権を掌握したイスラム武装勢力“タリバン”は「国家再建のために中国と経済的パートナー関係を深める」という意志を示した。

タリバン側の報道官は2日（現地時間）、イタリア日刊紙“ラ・レプッブリカ”とのインタビューで先のような見解を明らかにした。

この報道官は「中国は我々の核心パートナーで、我々に根本的で特別な機会を提示している」とし「彼らはアフガンに投資し再建する余力をもっている」と強調した。

つづけて「我々は古代シルクロードをよみがえらせる中国の一帯一路に対して、非常に大きな関心をもっている」と付け加えた。

この発言は「国際社会で政治・経済的な影響力を高め、国家利益を極大化するための布石」だとみられる。アフガンは一帯一路の核心的な要所に位置し、中国にとってはその戦略的価値が低くないと評価されている。

また この報道官は「我々は非常に豊かな銅の鉱山を保有している」とし「中国の投資により、これら鉱山が生き返り現代化されることだろう」と期待した。

つづけて このような経済協力の重要性を強調しながら、中国を「世界市場へと進む通行証だ」と呼んだ。

一方 ロシアについては「国際社会において、アフガンのために仲裁役をする国」とし、カタールとトルコは「カブール空港の運営に協力する国」とそれぞれ言及した。

また イタリアとの関係正常化への意志も示した。この報道官は「イタリアが我々イスラム政府を認め、近いうちに大使館の運営を再開してくれたらと思う」とし「我々はイタリアと再びよい関係を結びたい」と強調した。