20年前の「旭日旗」衣装が原因?…中国トップ女優、フランスへの逃避説が浮上=韓国報道(画像提供:wowkorea)
20年前の「旭日旗」衣装が原因?…中国トップ女優、フランスへの逃避説が浮上=韓国報道(画像提供:wowkorea)
映画「レッドクリフ」など多数の作品で人気を博した中国女優ヴィッキー・チャオ(45/趙薇)が急きょ、フランスに逃避したと報じられた。

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 20年前に着用した「旭日旗」をデザインした衣装のため、中国当局から“憎まれた”とされ、また、アリババグループ創業者との親密な関係もささやかれている。

 29日、台湾の自由時報や聯合報などは、ヴィッキー・チャオが27日午前2時20分(現地時間)ごろ、フランス南部のワインの産地で有名なボルドー・メリニャック空港にチャーター機で到着したという情報が中国版Twitter「Weibo(微博/ウェイボー)」に拡散していると報道した。報道によると、ヴィッキー・チャオは待機していた車両で空港を離れ、現地のワイン農場に向かった。その農場は以前購入したとされるワイン農場4か所の一つで、既に到着していた夫で実業家のホアン・ヨウロンさん(44/黃有龍)や子どもたちと合流した。ただし、事実有無に関してはまだ確認されていないとの説明だ。

 これを前に中国メディアは、動画配信サービスなどからヴィッキー・チャオの名前が次々と削除されていると伝えた。しかし、その背景は不明だ。

 台湾メディアはヴィッキー・チャオが2001年の「旭日旗」を連想させる衣装で登場した過去写真により波紋が広がり、一夜にして彼女の作品が整理されたのは、中国最大の電子商取引企業アリババグループ創業者ジャック・マーさん(56/馬雲)との関係が大きいと示唆した。

 ヴィッキー・チャオが2014年末、アリババの映像制作会社アリババ・ピクチャーズに約31億香港ドル(約460億円)を出資し、9.18%の株式を購入、2015年4月に44億香港ドル(約660億円)の収益を得たと台湾メディアが伝えた。続けてヴィッキー・チャオは2015年7月、馬雲さんのフィンテック専門金融子会社アントグループの関連企業に母親名義で6千万中国元(約10億円)の直接投資と30億中国元(約540億円)の貸し出しで上場企業株式30%を購入、中国当局から証券市場への5年進入禁止を命じられた。しかし、彼女は母親名義で証券市場に投資し続けていたという。

 また、アリババ本社がある杭州市党委員会の周江勇さん(53)とアントグループの政経癒着で、馬雲さんと親密だったヴィッキー・チャオにも政経癒着の可能性が浮上した。それと共に中国の有名音楽家であるガオ・シャオソン(51/高暁松) AliMusic(アリババグループ傘下)会長の作品も動画サイトから下ろされたと伝えられた。

 加えて、ヴィッキー・チャオが運営する芸能事務所に靖国神社などで写真を撮るなどして「親日」と批判を受けた俳優チャン・ジャーハン(30)が所属していたことなども挙げられた。



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