金富謙、国務総理(画像提供:wowkorea)
金富謙、国務総理(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ブギョム(金富謙)国務総理は「秋夕(チュソク、中秋節)の前までにコロナ4次流行を確実に反転させなければならない」と秋夕における防疫対策を強調した。秋夕を迎え、(国民の)大規模な移動が予想される状況で、政府は防疫対策を含めた社会的距離確保の調整案作りに乗り出す計画だ。

金国務総理は29日、コロナ中央災難安全対策本部会議において「秋夕の前後には移動量が多くなり、再び防疫がヤマ場を迎えることになる。今週だけは防疫措置が現場で徹底的に履行されるよう、総力を挙げてほしい」と述べた。

さらに「政府は今度の秋夕の連休(9月20日~22日)の防疫対策を含め、9月6日以降に適用する社会的距離確保の段階および防疫戦略について論議する」とし「クァンボクチョル(光復節、8月15日の独立記念日)以降、この1週間においては1日当たりの平均感染者の規模が小幅ながら減少したものの、いつでも1日2000人を超えかねない危険な状況」と指摘した。

続いて「感染者10人中7人ほどはあらかじめ隔離されていない状況で確認されるなど、感染源が地域社会のあちこちに潜在している」とし「防疫の手綱を緩めることはできないが、これまで不便と苦痛に耐えてきた国民に対し、少しでも配慮する案をこの機会に一緒に考えてほしい」と訴えた。

また「地下に位置したり、密閉された構造で換気が難しい零細事業場、小規模な宗教施設など、環境が劣悪な施設に対しては防疫物品や予算を支援するなどの案も細かく検討してほしい」とし「最近、生徒の感染規模は1日平均160人ほどに達している。ほとんどは学校の外で感染したものだが、いつでも学校内の感染につながりかねない状況だ」と述べた。

金国務総理は、学習塾や教習所、ネットカフェ、室内体育施設などについても言及し、秋夕の期間中、これらの施設に対する防疫対策の論議が集中的に行われる見通しだ。政府はこの日の論議の結果を踏まえ、秋夕の防疫戦略を今週中に発表する計画だ。

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