PEF運営会社所有の日本のゴルフ場、買収戦で盛り上がりを見せる=韓国報道(画像提供:wowkorea)
PEF運営会社所有の日本のゴルフ場、買収戦で盛り上がりを見せる=韓国報道(画像提供:wowkorea)

 東北アジア最大の私募投資ファンド(PEF)運用会社・MBKパートナーズが所有する日本最大のゴルフ場『アコーディア・ネクストゴルフ』の買収合戦に10か所余りの候補が飛び込んだ。MBKのアドオン戦略(似ている業種の企業を買収合併し、パッケージまたは一つの会社にまとめて企業価値を高める投資戦略)効果で、買収合戦が盛り上がったという評価だ。

 25日の投資銀行(IB)業界によると、MBKパートナーズの『アコーディア・ネクストゴルフ』買収戦には、日本の財務的投資家(FI)やグローバルPEFを始め、10数か所の候補が参加した。これらの候補の中から今月中に適格買収候補を選んだ後、早ければ今年10月末に優先交渉対象者を選定するか、もしくは株式譲受渡契約(SPA)を締結する計画だ。

 『アコーディア・ネクストゴルフ』は日本全域で170以上のゴルフ場を運営している。市場シェアは12%水準で業界1位に位置する。特に昨年、系列信託会社『アコーディア・ゴルフ・トラスト』の買収で88か所のゴルフ場が組み込まれ、資産規模や価値も上昇したという評価を受けている。買収合戦が熱気を帯びている理由もここにある。

 MBKパートナーズは2017年1月に『アコーディア・ゴルフ』を買収した後、2019年に『ネクスト・ゴルフ・マネジメント』(旧オリックスゴルフマネジメント)を追加買収するなど、アドオン戦略を展開してきた。MBKパートナーズのキム・ビョンジュ会長は、新型コロナの状況での主要投資戦略としてアドオンを取り上げたこともある。

 MBKパートナーズは今回の売却で、投資元金比で最小2倍の収益を期待している。MBKパートナーズが共同投資家らと3度に渡って買収に投入した代金は、8000億ウォン(約753億2300万円)後半台だ。2017年の初投資当時、『アコーディア・ゴルフ』の償却前営業利益(EBITDA)は約1600億ウォン(約150億6500万円)台だったが、現在は4000億ウォン(約376億6200万円)台まで増えた。

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