キョンブク(慶北)のある中学校で、アーチェリー部の先輩が後輩に暴力を振るい負傷させる事件が発生した中、被害者側は「(キム・ドヨン)慶北アーチェリー協会長から『(オリンピックの)お祝いムードを壊さないように、事件はなかったことにしよう』と言われた」と主張。
韓国メディア「韓国日報」は23日、この主張が事実ならば世界最高を誇るアーチェリー界も体育界にまん延している暴力の前で地位が崩れたと言わざるを得ないと報じた。
被害生徒の父親は23日、匿名でCBSラジオに出演し「慶北アーチェリー協会に息子が被害を受けた事件を報告したのだが、協会長は自らの口で『こんなにもお祝いムードが高まっているのだから、わざわざそれを壊すことはないだろう』、『なかったことにして、このまま進むのだが最善の策だ』などと告げてきた」と明かした。
父親によると、被害を受けた生徒は先輩4人と共に練習後に弓を片付けていたところ、3〜4メートルの距離から被害生徒に向けて矢が放たれ、練習着を突き抜けて負傷したという。
父親は事件の直後、学校側に報告。学校は今月5日、教育庁に該当事案を報告し、学校暴力審議委員会を開いて「いじめ」と結論づけた。教育庁は来る27日、学校暴力委員会で加害者らの処罰について話し合う方針だ。
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