金富謙、国務総理(画像提供:wowkorea)
金富謙、国務総理(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・プギョム(金富謙)国務総理は22日、供給に支障が生じていたモデルナ社の新型コロナウイルス感染症ワクチン需給について「モデルナ社は今後2週間、計700万回分のワクチンを我が国に供給すると政府に知らせてきた」と述べた。

金国務総理はこの日の午後、政府ソウル庁舎で開かれたコロナ中央災難安全対策本部会議でこのように伝えたのに続き「国民の皆さんの心配を少しでも減らすことができる」と付け加えた。

さらに「今後も政府はより多くのワクチンが少しでも早く導入され、全国民の接種に支障がないよう最善を尽くす」と述べた。

政府とモデルナは、計4000万回分のコロナワクチン量で契約したが、モデルナ側は実験室の問題を理由に今月「韓国に供給するワクチンの量を半分以下に縮小する」と通知していた。

これに対し政府代表団は最近、米国のモデルナ本社を訪問して強い遺憾を表明し、迅速なワクチン供給および再発防止を要求した。

金国務総理はまた「前日、コロナワクチン1次接種率は50%、接種完了者は1100万人をそれぞれ突破した」と紹介し、接種した国民や医療陣をはじめ、関係者たちに感謝の意を示した。

そして「国民の1人でも、もっと接種を終えてこそコロナから自由になる日が早まる」とし「今度の木曜日(26日)から40代以下の年齢層のワクチン接種が本格的に始まり、予約ができなかった方たちにも接種の機会は常にある」とし、ワクチン接種への参加を訴えた。

続いて金国務総理は保健医療産業労組が9月2日のゼネストを予告していることに対し「コロナとの戦争の第一線で感じた苦痛と疲労感、不合理な処遇など、ストをするか悩んでいる医療関係者の心情を理解する」とし「政府も公共医療拡充と処遇改善が必要だという点には十分共感する」と述べた。

一方で金国務総理は「ウイルスの脅威に直面している今は闘争と対立より対話を通じて知恵を集めることが必要だ」とし「共同体のための医療人たちの賢明な決定をお願いしたい」と述べた。

なお、金国務総理は一層強化された防疫措置が23日から施行されることについて「今後2週間の防疫対応が4次流行克服の分水嶺である」とし、各部処と地方自治体の隙のない防疫措置を履行するよう注文した。

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